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商品コード: 9784867161012

【地域本】地域批評シリーズ59 これでいいのか新潟県新潟市

¥1,078 税込
著:鈴木ユータ

2005年に周辺13市町村と合併し、晴れて政令指定都市に移行した新潟市。

新潟市政が施行された1889年から比較すると、面積は約60倍、人口は約18倍にまで増加した。現在は8区で構成され、特徴が大きく異なるそれらの区は、それぞれで個性豊かなまちづくりを行ってきた。かつての亀田町や豊栄市、新津市、巻町は今でも旧制に対するこだわりが強く、産業構造や文化的風土も異なっている。ただ全体では米どころゆえに飯はうまいし、日本海の恵みによって新鮮な海産物も豊富。自然の豊かさでは、政令市の中でも群を抜いている。

しかも本州日本海側で唯一の政令市とあって、県内外から人が流入する「ダム都市」としての期待を背負って、ニュー新潟市は華々しくスタートした。

だが、ここまでの経緯を辿ってみると、新潟市は防戦一方だ。人口は右肩下がりで減少し、2020年には、ついに80万人の大台を切ってしまった。死亡数が出生数を上回る「自然減」に加え、転出が転入を上回る「社会減」も増加傾向にある。若者が進学や就職の際には県外へと流出するという少子高齢化のモデルケースから抜け出せていないのだ。そして人がいなくなれば産業が先細りするのは当たり前で、新潟市の新規開業率は政令市で最低クラス。その上、驚くべきことに黒字であっても後継者不足で廃業するケースも増加。税収の減少による公共サービスの低下も叫ばれている。

そんな現状を打破すべく、新潟市は中心市街地の大改造に踏み切った。玄関口の新潟駅は南北の回遊性を高め、南口には中長距離バスターミナルも建設予定。旧大和跡地には古町ルフルがオープンし、あちこちでマンション開発も行われている。だが、市が進軍ラッパを威勢よく鳴らしても、市民の市政への目は冷ややかだ。モータリゼーション解消のために立ち上げたBRTは痛烈な批判を浴び、利用者が伸び悩むどころか、早くも「無用の長物」呼ばわりされている。そんな中で新潟市の大改造が成功し、魅力的な街に発展する可能性はあるのだろうか? 本書では、新潟市がこれまで辿ってきた歴史を掘り下げ、街の特徴や住民気質に迫りつつ、現在抱えている各区の問題点や課題をあぶり出していく。果たして新潟市は、直面している苦境を脱し、高く飛翔することが できるのか。その可能性を探っていこう!

<製品仕様>
書籍サイズ:文庫
ページ数:320


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